ストウブは何がいい?選び方と使い方、おすすめ商品6選を紹介

ストウブは何がいい?選び方と使い方、おすすめ商品6選を紹介

ストウブはフランス生まれの鋳物ほうろう鍋。星付きのレストランから一般家庭まで、世界中で世代を超えて愛され続けています。いつもの料理を美味しく、豊かなひとときを創り出してくれるストウブ。そんなストウブの魅力や選び方などをご紹介します。ストウブならではの特徴を活かしたレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ストウブとは?口コミで人気の理由と基本情報

ストウブとは?口コミで人気の理由と基本情報

ストウブは1974年に豊かな食の伝統が残る職人の街、フランス・アルザス地方で誕生しました。料理をよりおいしく仕上げたいというシェフの強い要望のため、フランシス・ストウブの手により初めての鋳物ほうろう鍋(ココット)が誕生したのが始まりです。シンプルで生活になじむデザインと、おいしさを引き出す工夫がつまっており、星付きのレストランから、一般家庭まで世界中で愛されています。


実際に購入した方の満足度は96%*を誇り、「いつもの料理がおいしくなる」「もっと早く買えばよかった」とお声を多くいただくストウブのココット。使うほどにその魅力に引き込まれ、複数お持ちの方や、ご家族で何世代にも渡りご愛用いただく方も多いクックウェアです。


*当社調べ(2018年実施 オンラインユーザー調査)

ストウブの品質と製造工程

外側のほうろう加工・カラーバリエーション

ストウブの外面は2層・3層からなる独自の「エマイユ(ほうろう)加工」が施されています。この加工によるカラーバリエーションもストウブの大きな魅力の一つです。耐久性を高めるだけでなく、気品ある発色で、キッチンやテーブルを美しく彩ります。2層のエマイユ加工で仕上げられたスタンダードカラーと、さらに1層加えた3層のマジョリカカラーをラインナップしています。



ストウブの品質と製造工程

内側のほうろう加工

ストウブ鍋の内側は「マット・エマイユ」加工と呼ばれる、黒くざらっとした手触りのほうろう加工が施されています。細かな凹凸のある表面が特徴で、この加工によって、食材の旨みが凝縮され、極上の香ばしさ、豊かな風味を生み出します。また、食材の接点が少なく油なじみもよいため、焦げ付きを防いでお手入れを簡単にしてくれます。

ストウブの品質と製造工程

他のほうろう鍋との違い

ストウブは他の鋳物ほうろう鍋とはどのような違いがあるのでしょうか。ストウブならではの特徴をご紹介します。

重さ

鋳物鍋といえば真っ先に気になるのが重さではないでしょうか。ストウブは他ブランドと比べてもやや重めとなっています。その理由は、肉厚のボディの作りにあります。


しっかり熱を蓄え、弱火でことこと煮込んでも鍋の上と下で温度差を作らずに均一に熱を伝えることができるのは、この厚みがあってこそ。やわらかな火のあたりのおかげで、煮込み料理も角のとれたまろやかな味わいに仕上がります。高い保温性を活かして、火を止めた後の余熱調理でじっくりと味を染み込ませるのも得意。テーブルの上でも冷めにくく、料理を熱々に保ちます。


また、この厚みによって高い耐久性を誇り、ヘビーユースするレストランのシェフ達にも信頼されて選ばれています。

ストウブの品質と製造工程

中面の仕上げ

クリーム色のほうろう中面の鋳物鍋が多い中、ストウブの中面はざらざらとして真っ黒になっています。「鉄がむき出しなの?」と思われる方も多いですが、「マット・エマイユ」という特殊なほうろう加工が施されています。細かな凹凸のある表面が、ひとつひとつ小さな鍋のように働き、食材から出た旨味を煮詰めて凝縮させます。だから、ステーキやローストのような焼き付ける料理も、表面はこんがりとキャラメリゼして香ばしく、かつ旨味溢れる仕上がりに。食材との接点が少なくなり油なじみもよいので、つるりとしたほうろうとは違って食材の焦げ付きを防ぎ、汚れ落としも簡単です。


また、底面自体にはリブがないフラットな作りになっています。細かな食材を炒める時もツールや食材がひっかからずに均一に混ぜられるので、加熱ムラや味付けのムラも心配ありません。

黒い中面だからこそ、使っていくうちに避けられない変色が目立たないのも嬉しいポイントです。

ストウブの品質と製造工程

蓋の構造 蒸気循環システム(アロマレイン)の効果

シェフの「素材の風味を活かしたい」という声を受けて、蓋の裏に「ピコ」が採用されました。これは約50年前から変わらぬ、ストウブが生み出した独自の構造です。

蓋裏の突起「ピコ」や「システラ」により、食材から出る旨みたっぷりの水分を逃すことなく、鍋内部で循環させる「アロマ・レイン」という仕組みが誕生しました。


厚みのある鉄鋳物が食材に優しく火を通し、出てきた水分が蒸気となって立ち上ります。蓋裏で水滴に戻り、「ピコ」や「システラ」を伝って雨のように食材に満遍なく降り注ぎます。だから、食材全体がパサつかず、ふっくらジューシーな仕上がりに。

こうした水分の循環を繰り返すことで、素材の風味を凝縮し、食材本来の旨味を引き出すことができます。この「アロマ・レイン」の仕組みによって、ストウブは世界中の星付きレストランのシェフ達に選ばれ続けています。

さらに、重みのある蓋が適度な気密性を保ち、蒸気をしっかり密閉。これにより、食材から出た水分を活かした無水調理が可能に。素材そのものの味わいを楽しめます。

ストウブの品質と製造工程

素材のうまみを最大限に引き出すストウブ

ドイツでの試験結果*からも、ストウブは他社製品と比較して、水分が満遍なく循環し、水分を閉じ込める結果が示されています。ストウブ独自の設計で、素材の美味しさを最大限引き出し、極上の味わいをお届けします。



*:FGK Forschungsinstitut für Anorganische Werkstoffe Glas/Keramik,試験報告書(0462-17-A, 2017年8月21日)

ストウブの種類と選び方

ストウブの種類と選び方

ストウブにはバラエティ豊富な製品が揃っていますが、各製品にはどんな特長があるのかご紹介します。


ピコ・ココット ラウンド、ピコ・ココット オーバルはオールマイティに活躍するお鍋です。ストウブ最大の特徴である、「アロマ・レイン」効果を最も実感でき、ストウブならではの美味しさを楽しむことができるでしょう。


フランス生まれのストウブですが、日本料理のために開発された「ジャポネスクシリーズ」は日本の食卓にマッチします。Wa-NABEは底に丸みがあり、煮汁が対流しやすいため、野菜や魚といったデリケートな食材も、煮崩れることなく仕上がります。すくいや返しもしやすく、和食にぴったりの形状です。

ラ・ココット de GOHANはごはんをもっと美味しく炊くために開発されたココットです。伝統的な羽釜に着目した形状で、一合からでもお米をふっくら甘く炊き上げます。他のココットでももちろん炊飯は可能ですが、ラ・ココット de GOHANのおいしさは格別です。深さがあるので、煮込みや揚げ物にも活用いただけます。


口が広く浅型のブレイザーソテーパンは、さらに料理の幅が広がるアイテムです。ピコ・ココットよりも底面が広いので焼いてから煮る料理にぴったり。パエリヤやおでん、すき焼きなどテーブル上で取り分ける料理にもぴったりです。


  • 蒸す:ピコ・ココット ラウンド、ピコ・ココット オーバル、Wa-NABE、ラ・ココット de GOHAN、ブレイザーソテーパン
  • 揚げる:ピコ・ココット ラウンド、ピコ・ココット オーバル、Wa-NABE、ラ・ココット de GOHAN
  • 炊飯:ラ・ココット de GOHAN、ピコ・ココット ラウンド、ピコ・ココット オーバル、Wa-NABE
  • 焼く:ブレイザーソテーパン、ピコ・ココット ラウンド、ピコ・ココット オーバル



ストウブの使い方とお手入れ方法

フライパンの寿命はどのくらい?

ストウブは特別な使い方があったり、難しいと思われるかもしれませんが、簡単なポイントをおさえればシンプルな調理で料理を美味しく仕上げることができます。

ストウブで調理する際のポイントと、お手入れについてご紹介します。

ストウブで調理する際のポイント

火加減は弱火〜中火の間で行う。

まずは中火にかけ十分に温めます。鍋が温まったら弱火に変えて調理してください。保温性の高いお鍋なので、中火から弱火で十分調理可能です。


調理は6~7分目の分量で行う

縁まで満たした状態での使用は危険です。鍋の6〜7分目での調理がおいしく仕上がるので、調理の際は覚えておきましょう。


金属製のキッチンツールの使用は控える

金属製のツールは内側のほうろう加工を傷つけてしまうため、シリコン製などの鍋肌に優しい素材がおすすめです。ストウブからは木製ハンドルで温かみのある、シリコン製スツールも揃っているので併せてのご使用もおすすめです。


ストウブ キッチンツールはこちら

日々のメンテナンス方法

日々のメンテナンス方法

ストウブをお使いいただく中でお手入れが必要なタイミングは2つあります。


①内側の艶が少なくなってきたとき

使用を重ねると、当初あった内側の艶が少なくなってきます。そのまま放っておくと白っぽく乾燥してきたり、焦げ付きやすくなったりしてしまいます。シーズニングは食用油とキッチンペーパーがあれば簡単にできるので、気づいたときに行うようにしましょう。また、気になったタイミングで揚げ物をするのも一石二鳥でおすすめです。


②焦げ付きや汚れが気になってきたとき

どんどん使っていくうちに、うっかり焦がしてしまったり、汚れがついてしまったら、重曹で簡単に汚れを落とすことができます。


内側の汚れの落とし方

  1. お鍋に水を入れ、重曹を鍋底全体に広げるように入れる。
  2. 弱火にかけ、水が沸騰し重曹がだんだん溶けていくので、水が少なくなったら、少し足す。
  3. そのまま沸かし、重曹が溶けて水がほぼ透明になったら火を止めて、鍋が冷めるまで待つ。
  4. 鍋が冷めたら、重曹を洗い落とす。その後はシーズニングを行うのをおすすめします。

外側の汚れの落とし方

  1. 重曹と水を同量ずつほど混ぜて、トロッとしたペーストを作る。
  2. 気になる部分に重曹ペーストを塗り付けて、汚れをやさしくこすり落とす。
  3. 重曹ペーストを水で洗い落とす。外側の茶色い汚れは、メラミンスポンジでも落とすことができます。

ストウブは何がいい?おすすめ6選

フライパンの寿命はどのくらい?

実際にストウブを検討していくと、種類やサイズ、カラーが豊富で、どのお鍋が自分に合っているのか迷ってしまうこともあるでしょう。せっかく手に入れたのに使いこなせずに後悔した、使わなくなったということは避けたいですよね。

ここでは、おすすめの商品をシーンと合わせて紹介しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。

ストウブで作る絶品レシピ

ストウブで作る絶品レシピ

ストウブで作るからこそもっと美味しくなる、ストウブならでは無水調理や、素材のおいしさを引き出すレシピをご紹介します。主菜から副菜、パン、デザートまで幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ストウブの調理テクニック

ストウブの調理テクニック

ストウブで調理をする際のコツをご紹介します。ちょっとしたポイントで調理のし易さや美味しさもアップします。お手入れのしやすさにもつながるので、ぜひストウブで調理をする際は以下の点を心がけてみてください。

焼き付けのポイント

ストウブでお肉など焼き付ける際は、すぐに動かさず、焼き目が付き自然にはがれるようになったら返すようにしましょう。

食材のくっつきが気になる時は、予熱が足りないかもしれません。十分に予熱した上で食材を入れるようにしてみてください。




無水調理のポイント

無水調理の際、フタの開閉は少なめにしましょう。弱火で加熱中に開けてしまうと蒸気が逃げてしまいます。

また、無水調理で焦げ付きが心配な場合は水分を少し入れるか、クッキングシートの使用がおすすめです。

蓋の裏側には食材の旨みを含んだ水分がたまっています。蓋を開けるときはこの水滴を逃さず、しっかり鍋の中に入れるようにしましょう。

ツヴィリング マーケティング部 監修