包丁の製造について

ツヴィリングの包丁はどのように作られているのか、またその違いについてご紹介します。

鋼材の品質について

包丁の切れ味に大切なのは、刃先の形状だけでなく、使用している鋼材の質も重要な要素です。包丁は毎日の調理で使う調理器具なので、長く安定的に使用でき、耐腐食性に優れていることが求められます。ツヴィリングは厳選された原材料のみを使用し、厳しい品質管理のもと、お客様の期待に応える包丁を作り続けています。

ツヴィリング製包丁の製造の違いについて

1. シグマフォージ®

ツヴィリング独自の一体鋳造製法で、切っ先から柄尻まで、一枚のステンレスから製造する方法です。両側から圧力と熱をかけて刃とハンドルの間のボルスター部分を成型します。つなぎ合わせることがないので、つなぎ目がなく成型でき、より高い堅牢度の包丁を作ることが可能です。

ツヴィリングのドイツ製包丁の代表「プロフェッショナルS」シリーズはこの製法で製造されております。

2. スタンプナイフ

ボルスターのない包丁で、一度のプレスで鋼材から数本分のブレードを打ち抜くことが可能。またボルスターがないため、鋳造で作るよりも工程も少なくなります。

3. 多積層

この製法でダマスカス紋様包丁は作られています。ダマスカス紋様は、包丁の母材に多積層鋼材を用いて独自の模様をつけています。鋼材の層の数により、紋様に特長を出すことができます。また職人の手により独自の鎚起鍛造を加えることで、その効果をビジュアルに表現できます。画一的な模様はなく、包丁一本一本の個性となります。鋼材の層が多くなるほど、熟練した職人の特殊な技術が必要となり、大量生産ができず希少性が高いことからハイグレードな製品として位置付けられています。

超硬質の刃の芯を別の鋼材で包み込み溶接し、多層構造の鋼材を作り出します。鋼鉄の層が刃の芯を保護する役割もあり、腐食や破損を防ぎつつ、永切れを実現します。

焼き入れ処理

FRIODUR®(フリオデュア)

FRIODUR®(フリオデュア)とは、ツヴィリング独自の焼入れプロセスです。独自の焼き入れ処理を施した鋼材を、-70℃以下の低温で焼き入れ硬化処理を行う方法です。

高い硬度と弾力性、耐腐食性が生まれます。

CRYODUR®(クリオデュア)

CRYODUR®(クリオデュア)とは、‐196℃の低温で焼き入れ硬化処理をし、素材の組織を安定させ、永切れと非常に優れた硬度を可能にするツヴィリング独自の技術です。