牛刀とは?三徳包丁との違いや用途についてわかりやすく解説!おすすめの包丁もご紹介

牛刀とは?三徳包丁との違いや用途についてわかりやすく解説!おすすめの包丁もご紹介

牛刀とはどんな包丁のことかご存じですか?同じく人気のある三徳包丁と比べると、それぞれに特徴があり得意な食材や切り方が異なります。適切な方法で使うと、牛刀や三徳包丁のよさを活かして料理がしやすくなるでしょう。この記事では、牛刀と三徳包丁の違いやおすすめの使い方、人気の商品まで詳しく解説します。


更新日:2024年3月28日

牛刀とは

牛刀とは

牛刀とは、シェフナイフやフレンチナイフとも呼ばれる西洋由来の包丁のことです。切れ味のよさが魅力で、プロの料理人や料理好きな方から愛用されています。


読み方は「ぎゅうとう」で、肉を切るための専用の包丁と思われることが多いですが、実は肉専用というわけではありません。肉はもちろん、魚や野菜などさまざまな食材に対応できるデザインになっているので、毎日の食事作りで役立つ万能包丁として便利に使えます。


牛刀は、肉の塊や魚、大きな野菜などを切るのに適している包丁で、西洋の万能包丁と言われています。一本持っておくと大抵の食材に対応できるので、さまざまなシーンで活用できるでしょう。


また、頑丈で刃こぼれがしにくくお手入れも簡単です。切れ味のよさを長くキープできる点も、愛用者が多い理由のひとつです。

牛刀の用途

牛刀は、押して切るだけでなく引いて切ることもできる万能包丁です。そのため、大きな肉を切り分けたり魚をさばいたり、刺身を薄くスライスしたりと、さまざまな切り方で活用できます。


また、刃渡りが長く力を入れやすいので、大きなカボチャやキャベツを丸ごと切るのにも便利です

牛刀の特徴

牛刀は、やや大きめのサイズ感で刃渡りが長く、重みのある形状が特徴です。そのため、力が入れやすく肉や魚、硬いもの、大きい食材なども簡単に切り分けられます。


また、切っ先と呼ばれる刃の先端部分が尖っているのも特徴です。この部分を上手く使うことで、肉や魚を突いたり筋切りをしたりなど、細かな作業を簡単にこなせます。


肉や魚を調理する機会が多い方や扱う食材の種類が多い場合は、牛刀を一本持っておくとあらゆる食材に使えて便利です。

牛刀と三徳包丁の違いとは

牛刀と三徳包丁の違いとは

家庭で一般的に使われている万能包丁には、牛刀のほかに三徳包丁もよく知られています。牛刀と三徳包丁にはどのような違いがあるのでしょうか?


ここでは、三徳包丁の特徴や牛刀との違いについて詳しくみていきましょう。

用途が違う

牛刀と三徳包丁は、得意な食材や切り方が異なります。牛刀は大きなものや硬いものを切りやすく、三徳包丁は小回りが利くため小さなものやデリケートな食材を切るのに便利です。


食材や切り方など、用途に合わせて牛刀と三徳包丁を使い分けると作業がスムーズに進みます。

牛刀 三徳包丁
切り方 押し切り・引き切り
刃の反りを生かした切り方
押し切り
刃を垂直に下ろす切り方
食材 肉の塊
刺身
魚を捌く
カボチャやキャベツを丸ごと切る
野菜の千切り 皮むき
果物を切る

長さ(刃渡り)が違う

牛刀と三徳包丁は、刃の長さ(刃渡り)にも違いがあります。牛刀の刃渡りは18cm以上が一般的で、30cm程の大きなサイズもあります。三徳包丁は牛刀に比べて小さく、15~18cm程度が主流です。



牛刀は力が入れやすく、テコの原理で大きく硬い食材も楽に切れますが、三徳包丁は小さく小回りが利くため繊細な食材を切るのに向いています。

牛刀 三徳包丁
刃渡り 18cm~20cmが主流
30cmを越えるサイズもある
15cm~18cmが主流

形状が違う

牛刀の刃は、刃先が上向きでやや反った形状をしています。そのため、牛刀は刃の反りを活かしやすく、引き切りやテコの原理を使った切り方がおすすめです。


一方、三徳包丁はまな板に平行な面が多く、スッとまっすぐに包丁を下ろして切る押し切りが向いています。



また、牛刀の刃先は尖っているのに対し、三徳包丁は鎌形で丸みを帯びているものが多いです。尖っている牛刀は、刃先を刺したり突いたりする作業に向いています。

牛刀 三徳包丁
刃の形状 刃先に向かって反っている まな板に平行
刃先の形状 鋭く尖っている 丸みを帯びた鎌形

牛刀と三徳包丁はどちらがおすすめ?

牛刀と三徳包丁はどちらがおすすめ?

牛刀と三徳包丁はそれぞれに向いている使い方があるため、料理の仕方や使い道を考慮し、より合う方を選ぶとよいでしょう。

料理のプロや道具にこだわる人は牛刀がおすすめ

料理に慣れていて道具にもこだわりのある方には、牛刀をおすすめします。



牛刀は、肉の塊を切ったり魚をおろしたりといった作業がしやすく、どんな食材もストレスなく扱える点が魅力です。料理のバリエーションが多く、いろいろな食材を使う方には牛刀が使いやすいでしょう。

料理初心者や一人暮らしには三徳包丁がおすすめ

料理初心者や狭いキッチンで料理をする方には、刃渡りが長すぎず重みも適度で扱いやすい三徳包丁がおすすめです。


一般的な料理であれば、三徳包丁で十分にまかなえます。手に馴染みやすいサイズ感で、長時間料理をしても疲れにくいという点も三徳包丁の魅力です。

牛刀のおすすめ5選

牛刀のおすすめ5選

牛刀といってもたくさんの種類があり、素材や大きさだけでなくブランドや価格もさまざまです。



ここでは「牛刀の選び方に迷う」という方に向けておすすめのアイテムをご紹介します。ポイントを押さえて、自分好みの牛刀を見つける参考にしてみてください。

三徳包丁のおすすめ5選

三徳包丁のおすすめ5選

普段使いに1本持っておくと便利な三徳包丁。三徳包丁にもたくさんの種類があるため、選び方迷ってしまうかもしれません。



そこでここからは、素材やサイズだけでなく、値段やブランドなどにも注目して三徳包丁のおすすめアイテムをご紹介します。

牛刀と三徳包丁を使い分けるのもおすすめ!

牛刀と三徳包丁を使い分けるのもおすすめ!

牛刀と三徳包丁には、それぞれ扱いやすい食材や合う切り方があります。そのため、食材や切り方に合わせて2本の包丁を使い分けるとよりストレスなくスムーズに使えるでしょう。

食材によって使い分ける

刃が反った形状をしている牛刀は、テコの原理を利用して硬い食材を楽に切り分けるのが得意です。そのため、肉や魚を切る際は牛刀をメインに使うと、小さな力で楽に切り分けられます。


刃がまな板に対して平行な形状をしている三徳包丁は、千切りや輪切りなど包丁をまっすぐ下ろして切るのに向いています。野菜や小さな果物を切る時は、三徳包丁をメインに使うとよいでしょう。

切り方によって使い分ける

牛刀は刃渡りの長さを活かすことで、刺身をきれいに引き切りするのに適しています。また、刃先が尖っているため、肉の筋を切ったり刃が入りにくい食材を切り込んだりするのも簡単です。


一方、牛刀に比べて小さくて軽い三徳包丁は、野菜や果物の皮をむくのに適しています。重い包丁で皮をむくと疲れやすいため、小さめの三徳包丁を使うと楽に作業できるでしょう。

刃の切れ味を長持ちさせるために使い分けがおすすめ

用途によって包丁を使い分けることで刃こぼれしにくく、刃の切れ味を長持ちさせられます。一本の包丁を大切に使い回すのもよいですが、使い続けることにより消耗が早く刃も傷みやすいです。


食材や切り方など、それぞれの用途に合わせて適した包丁を選ぶと、効率よく使えて刃も長持ちします。

牛刀を使いこなして楽しく料理しよう!

牛刀を使いこなして楽しく料理しよう!

普段使っている包丁は、牛刀と三徳包丁のどちらでしょうか?あまり意識せず使っていた方もいるかもしません。家庭で使う分にはどちらも大きな違いはありませんが、得意な食材や用途があることを理解しておくと、もっと楽に包丁が使えます。



新たに包丁を購入する際は、ご紹介した包丁の選び方を参考に牛刀と三徳包丁の違いを押さえて自分に合うものを見つけてみてください。プレゼントする際は、信頼のおける人気ブランドから選ぶのもおすすめです。

ツヴィリング マーケティング部 監修